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【脊柱管狭窄症で歩けない時】
腰部脊柱管狭窄症では、歩くときに痛み、しびれ、重だるさが生じるため
歩けなくなる間欠性跛行が特徴的だとお伝えしました。
今日は管轄性跛行で歩くときのコツとして
階段や段差、坂道を歩きやすくする方法をお伝えしたいと思います
脊柱管狭窄症の症状
腰部脊柱管狭窄症では足裏の感覚が低下して、
「サランラップを足裏につけている感覚」「靴下を履いている感覚」「砂の上を歩いている感覚」
といった症状を訴えられる場合が多くあります。
こういった感覚障害が生じているケースでは地面を踏んでいる感覚が弱くなったり、
わずかな段差で躓いたりするようになります。
スリッパがよく脱げるといった症状も多くあります。
そのため、通常であれば安全に階段の上がり下りができるところが
間欠性跛行のある方であれば転んでしまう危険性も高まってしまいます。
腰部脊柱管狭窄症の方でも安全に階段や段差を昇降するためには
正しい段差の歩き方を身につける事が重要になります。
【安全に階段を昇降するために】
階段を昇る時
- 痛みの少ない方の足から踏み出す
階段や段差を越える時は痛くない方の足から踏み出すことで
しっかりと接地し、安定性が上がります
- 階段を上がる時に目線は真っ直ぐ前を見る
階段を上がるときに無意識に階段の上に顔を向けてしまいますが、
顔を上に向けると状態が反りやすくなるため脊柱管が狭窄しやすく神経症状が強まりやすいのでできるだけ目線を前に向ける方が良いです。
階段を降りるとき
- 階段を降りるときも、痛くない方の足から踏み出す
階段を降りるときも痛みの少ない方から足を出すことで足底接地しやすく
安定性が向上します。
- 階段を降りる時の目線は足元を見る
階段を降りる時は、踏み外しによる転倒事故が起こりやすいため
顔はやや下向きにして足元を見ながら歩くと良いです。
顔を下向きにする場合は腰も反りにくく神経症状は起こりにくいため
安全性が向上すると思われます。
以上のことが階段や段差昇降を安全に行う方法となります
なお、階段昇降時は安全性を重視して手すりや壁に捕まることも
意識してください。
症状の強い人の場合は段差も一段ずつ両足を揃えながら昇降すると
より安全に階段を昇降できます。
上記のことを簡単にまとめると
「階段などの段差は痛みのない方の足から上がり、痛みのない方の足から降りる」
ということになります。
簡単なことですので是非試して見てください
本日も最後までブログをご覧いただき
ありがとうございました
宮永一郎
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