ぎっくり腰の原因と症状緩和のためのポイント

本日は腰痛の人が一度は経験する機会が多いぎっくり腰について詳しくお伝えします。

 

ぎっくり腰とは

そもそもぎっくり腰とは本や著者により定義がバラバラですが「腰椎捻挫」や「筋・筋膜性腰椎症」等と呼ばれることが多いです。欧米では魔女の一撃とも呼ばれ、急性期ではかなりの痛みをともないます。症状としては腰部を支える関節、靭帯、筋肉、椎間板等に捻じれやせんだん力が加わり腰回りの組織が損傷している状態です。

 

上記以外にも腰椎椎間板ヘルニア、仙腸関節性疼痛、椎間板症、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症等が原因のこともあり、症状は多岐にわたります。

 

これらの症状の多くは何気ない普段の生活習慣の積み重ねにより生じていることが多いです。

 

例えば仕事では座り仕事、立ち仕事、作業台に向かう細かい作業など、同じ姿勢でいる時間が長い場合の人は要注意です。疲労する筋肉や負担がかかる部位に偏りが生じ、適度に運動する習慣がない場合は筋肉の血流も滞りやすくなり、腰を支える筋肉の機能が低下するリスクがより一層高まります。

「私は適度に運動を続けているから大丈夫かな?」と思われたあなた。

 

その考えは危険です。実はスポーツをしていても体に負担がかかっている場合があります。筋肉モリモリだからといってぎっくり腰と無縁というわけではありません。筋肉量が多いたくましい体の人でもぎっくり腰になります。

「筋肉がしっかりしているなら、腰部も筋肉で守られて丈夫なのでは?」と不思議に思う人が多いと思いますが、運動後の筋疲労の残り方や鍛えている筋肉のバランスが悪いと、逆に腰に負担がかかってしまうことがあるのです。運動前後の体操やストレッチなど、十分なケアが大切です。

 

これらの間違った姿勢、筋のアンバランスな状態で同じ生活を繰り返していると、最初のうちは体が何とか他の場所で代償してくれるので大丈夫です。しかし次第に加齢等により体の柔軟性や組織の機能が低下してくると、体がかばいきれなくなりぎっくり腰が発症してしまいます。

 

先ほども述べましたがぎっくり腰の影に潜んでいる疾患は多岐にわたるため、単に組織が軽く損傷している程度ならいいのですが、神経を圧迫している場合やヘルニアになっていることもあり、最悪の場合は手術をするハメにあうこともあります…。

 

 

手術なんて聞くと不安に思うかもしれませんが安心してください。ぎっくり腰の多くは不良姿勢が原因のことが多いので、きちんと正しい姿勢を保ち、筋肉のバランスを整えて上げるだけで症状は劇的に変わります。

 

前置きはいいからその内容を早く教えてくれと思っている方が多いと思いますので自宅で出来る3つのポイントを伝えていきたいと思います。

 

1つ目は仰向けでももをかかえるストレッチです

 

 

頭の後ろに枕やクッションを入れて横になり、あごを引き気味にして、太ももの後ろに両手を回して両ひざを抱える。腰部分だけを伸ばす意識で、20~30秒ストレッチ。10秒休んで、合計3回行います。

 

2つ目は仰向けで足を左右に倒すストレッチです

 

1.仰向けに寝て両膝を立てます。
2.両足を床につけたまま膝を右側に倒して5秒間維持します。
3.膝を元に戻したら、左側も同じように倒します。
4.この繰り返しを5回くらい行うと効果的です。最低でも3回は続けるようにしましょう。

 

3つ目は前にかがむ動作をひかえることです。

私たちは普段の生活で前にかがむことはあってもそらすことはほとんどないです。そしてこのかがむ動作は体にかなりの負担がかかっています。

 

真っ直ぐに立った状態で腰にかかる負担を1とした場合、座った状態で前にかがみ物を持つと2.7倍の負担が腰にかかっています。

2番目は立った状態で前かがみになり、物をもつと2.2倍の負担がかかっています。

3番目は座った姿勢で前にかがむは1.8倍、立った姿勢で前にかがむは1.5倍と続いています。この数値からもかがむ動作がいかに体に悪いことかは良く分かったと思います。

 

そして先ほどのストレッチですが2つとも仰向けでのストレッチとなっています。立位や横向き、うつ伏せ等様々な姿勢でストレッチは可能ですが初心者は仰向け以外でのストレッチはオススメしません。

 

これはなぜか?答えは仰向けが一番腰への負担が少なく安全にストレッチを行えるからです。先ほど立位や座位ではかなりの負担が腰にかかることを説明しましたが、仰向けは立位の1/5の負担でストレッチをすることが出来ます。

 

上記の3つのことに気を付けてもらうだけで腰痛が変わることを実感できると思います。しかし最初に書きましたが、腰痛は様々なことが原因で生じているため根本の部分を治していかないと完璧な意味での改善とは言えません。

 

ではどうすればいいのか?一番確実なのは体の専門家に見てもらうことです。体の専門家であればあなたの腰痛は腰からきているのか、背中からきているのか、それとも足首からきているのかを詳しく調べてくれます。また筋肉に関してもどこの筋肉をしっかり伸ばしてどこの筋肉を鍛えればいいのかが明確に分かります。

 

 

症状の程度により炎症期、回復期、ハードな運動が可能な時期と分かれますが、これらの時期にしてもいい運動、してはいけない運動があります。あなたがネットで調べたストレッチや筋トレをすることが一概に悪いとはいいません。しかし正しいことをしないと反対に腰痛を悪化させる危険性もあります。

どうせするならあなたの症状に適した正しい運動を行い最短距離で治していきたいと思いませんか?

 

当院ではこのような症状でお悩みの方に安心して来院してもらえるように日々最新の知識を手に入れ、週末は様々な勉強会に参加しています。

 

米子で本気で腰の痛みを治したい方は、ぎっくり腰を一日でも早く治したい方は「米子三柳整体院」にお越しください。

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