皆さんこんにちは。米子三柳整体院です。
本日は当院に来られる方の中でも訴えの多い、頭痛についてお伝えしていきます。

 

目次

肩こりと頭痛の関係性

 

当院に来られる方の訴えで多いのが

「肩こりと頭痛が酷い。」
「しばらく座っていたら頭痛がすごい」
「仕事をしていたら頭痛が出てきて、痛み止めを飲んで何とか誤魔化している」

等の症状を訴えられる方が多いです。

 

では、そもそもなぜ頭痛が起きるのでしょうか?
まずはそのあたりから説明していきますね。

 

頭痛のメカニズム

 

筋肉の構造

普段何気なく筋肉という言葉を使いますが、そもそも人間の筋肉は何層構造になっているか知っていますか?

 

実は筋肉は大きく分けて3層構造になっています。
簡単に説明すると、一番上の表層、その下の中間層、さらに下にある深層。
この3層に分かれています。

 

普段筋トレをしている人や、肩こりでお悩みの肩は僧帽筋という筋肉の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

この僧帽筋ですが、3層構造でいうと一番上の表層なんです。

 

この僧帽筋のさらに下の、首の付け根あたりに存在する3つの筋肉に後頭下筋郡という筋肉があります。そしてこの奥の筋肉が硬くなることが頭痛に繋がってきます。

 

後頭下筋群が硬くなるとなぜ頭痛が出るの?

 

結論から言うと、この首の付け根にある後頭下筋郡のすぐ下に神経・血管があるからです。

 

この神経ですが、首から出て後頭下筋の下(首の付け根)を通過して、頭の後ろから側頭部まで伸びています。

 

すると、後頭下筋が硬くなることで、その下を走っている神経・血管が圧迫されてしまうんです。

 

突然ですが、今までの人生でホースを使用したことはありますか?
ホースで例えると、ホースを手でギュッと圧迫する水の出る勢いは弱くなりますよね?

 

ホースと一緒の原理で、後頭下筋が硬くなることで神経を圧迫して勢いが弱くなります。
すると神経や血管の流れが止まってしまい頭痛へと繋がってきます。

 

これがひどくなるとめまいなども起きてしまうようになります。

 

貧血という症状をご存知ですか?

 

貧血とは全身に酸素を十分に運ぶ事ができなくなり、めまい等が起こる症状を言います。
後頭下筋が硬くなると、その下を血管が走っていると前述しました。

 

血管は頭に血液を送っている大切な役割があります。
血管が後頭下筋によって圧迫される事で、頭に流れる血液量は激減します。

 

するとどうなるか分かりますよね?
そうです。脳が酸素不足となってしまい、めまいが起きてしまうのです。

 

頭痛がある方は、この僧帽筋、後頭下筋を柔らかくする必要があります。
なので次回は、この僧帽筋・後頭下筋を柔らかくする、ストレッチ方法を
お伝えしようと思います。

 

それではまた次回!