こんばんは。米子三柳整体院です。

 

本日は、前回のストレートネックの説明で述べた「首の痛み」「手が痺れる」「吐き気がする」「頭が痛い」といった症状がなぜ起こるのかについて書いていこうと思います!

 

結論から言うと、原因は頭~首にかけてについている筋肉の問題です。

前述したように、座る姿勢が悪いと頭が前にどんどん出ていきます。

 

そうすると・・・本来は一定の正しい長さで保たれている筋肉のバランスが崩れてきます。

 

筋肉は輪ゴムのように伸びたり、縮んだりしますが、首が前に出ると頭~首にかけてついている筋肉が常に伸ばされた状態になります。

 

輪ゴムを伸ばしていくと、途中までは伸びていきますが、やがて限界を超えてちぎれてしまいますよね?

筋肉も同じです。最初はただのこりだったのが、やがて硬さの限界を迎えて首の痛みが出たり、筋肉のすぐ下にある神経も一緒に圧迫されて痺れや頭痛が出てきます。

 

 

そのため、頭痛や、痺れを改善しようと思うと、狭くなった神経の通り道自体を広げていかないといけません。

 

 

いかがだったでしょうか?

座り方一つでこのような色々な症状が出てしまうのです。

 

ただこれは、1回、2回の座った姿勢が原因で現れる訳ではありません。

 

何ヶ月、何年、何十年という長い期間の姿勢の崩れが、徐々に徐々に蓄積されこのような症状を引き起こすのです。

 

なので普段の座る姿勢を少しだけ意識して下さい。

 

いつでも出来る簡単なワンポイントアドバイスとして、

パソコン作業や座ってスマホを触っている時に、

左右の肩甲骨を寄せて背骨に近づけるのを意識してみて下さい。

 

 

そうすると自然と胸が張ってくるのが分かりますか?

胸が張れるということは、頭が前に出にくくなると言うことです!

 

 

もし分かりにくい場合は、これから説明する動きを鏡を見ながら実際にやってみて下さい。

 

座った姿勢で思いっきり背中を丸めた猫背姿勢と、胸を張った姿勢を見比べてみてください。

 

 

猫背になると首が出ないように頑張っても必ず前に出てしまいますよね?

反対に猫背から胸を張ると首が真っ直ぐになりますよね?

 

 

この姿勢を意識するだけでも、かなり首にかかる負担は軽減できます。

 

 

それでもどうしても、この姿勢を続けているのが「しんどい」という方には、

お尻の下に、少し分厚目のタオルを敷いてみて下さい。

 

猫背になると背中が丸まり骨盤が後傾位といい後ろに傾いていきます。

しかし、タオルを入れることで骨盤の位置が正しい真っ直ぐに修正されて胸も自然と張れた姿勢になります。

これも上記と一緒で、胸が張れることで頭が前に出ずに首への負担を軽減できます。

 

これらを少し意識して作業・生活を送ってみて下さい。