皆さんこんにちは。米子三柳整体院の佐藤です。
当院に来院される人でゴルフをされている方は非常に多いです。
そして、初診で問診をしている時に言われる訴えで多いのが、「ゴルフをしていたら腰が痛くなる」、「ゴルフをした後や翌日に腰が痛くなる」です。
この記事を読まれているあなたは当てはまりましたか?
ではなぜ、このようなことが起こるのかについて説明していきます。
目次
ゴルフで腰が痛くなる3つの原因とは
結論から言うと、このような症状が起こる原因は「腰がそっている」「股関節が硬い」「胸椎(肋骨等の胸周り)の動きが悪い」の3つです。
いきなりこの3つの言葉だけを聞いてもピンとこないと思うので、順番にお伝えしていきます。
まず、大前提として体をひねる動きに腰はほとんど関与していません。
なぜかというと以前の記事でも述べたのですが、腰は正常の人であっても最大で5度しかひねることが出来ないからです。
ではゴルフのスイングでひねる動きはどこで行っているのか?それが先ほど述べた股関節と胸椎なんです。
腰が5度しかひねることが出来ないのに対して、股関節は45度、胸椎は30度もひねることが出来ます。
それぞれの動きと硬くなる原因
この、本来だと良く動く股関節と胸椎の動きが悪くなる原因は何か?
沢山原因はあるのですが、特に多いのが
- 年齢
- 日常生活での悪い習慣の積み重ね
- 普段からデスクワークばかりでゴルフ以外体を全く動かさない
- 悪い姿勢
等が挙げられます。
1に関してですが、人間の筋肉や柔軟性はそもそも52歳を境に段々と悪化していくからです。
そしてこの悪化を進行させる要因が2〜4となります。
例えば普段から椅子やソファー、車に浅く座り、背もたれにもたれかかる姿勢だと猫背になります。猫背になると、肋骨や肩甲骨が硬まった状態で動かすことが出来ず胸椎の動きが悪くなります。
それにプラスして普段から運動やストレッチを何もしていないと硬い状態を緩めることが出来ず、月日が流れていって悪い姿勢の出来上がりになります。
痛みが起こるメカニズム
ではなぜ胸椎、股関節が硬いと腰痛が起こるのか?それは腰をひねることが出来ないため、無理矢理そらして動きを補っているのです。
これを通称そり腰といい、脊柱起立筋という筋肉が緊張して硬くなっている状態です。
人間の体は本来、前側の腹筋と後ろ側の背筋(脊柱起立筋)が均等に使われていますが、反り腰になればなる程、後ろの筋肉ばかり使うようになります。
この状態で18ホールもの長時間、ゴルフをすればする程腰の筋肉をさらに硬めてしまい、痛みがどんどん強くなっていきます。
今回は痛みが出る原因を簡単に説明させていただきました。
次回では、この状態が改善した時の放置した場合のメリット、デメリット。実際に自分の体がどうなのかのチェツク方法についてお伝えしていきたいと思います。
それではまた次回!!